記憶する限り、27歳までは料理が大の苦手だった私。
ちょっと過去を思い出してみると…
●小学生の頃は、こねたり混ぜたりのお手伝い。
●中学生になって、母に「塩をちょっと足して」と言われると、「ちょっと」の加減が全くわからない。
恐る恐るほんっとうに「ちょっと」だけ足すと、「そんなんじゃ何も変わらないでしょ!」と言われ…「じゃあちょっとってどのくらいよ!」と逆切れする始末(笑)
●高校生になると、友達同士で手作りスイーツの交換や、バレンタインで好きな人に手作りチョコを作ることが盛んになり・・・レシピ通りに試して見るものの、うまくできない。
ダマになったり、分離したり、食感がジャリジャリしてたり(砂糖ね)。
しまいには、料理が得意な妹の残り物をくすねて、彼氏に「手作り」アピールしていました。
●大学生になると、母がいない日、父は決まって「ご飯つくって~」というのですが、信用されていない私の出番はなし(苦笑)。
いつも妹がくるくる卵焼きを作ったり、味噌汁を作ったり、いわしを焼いてあげたり。横で見ながら完全に惚れていました。
「手伝うよ!」と妹に言うと、
妹)「ちょっと醤油いれて」
私)「おっけ!これくらい(2雫くらいw)」
妹)「ちゃう、もうちょっと」
私)「おっけ!これでいいか(4雫くらいww)」
妹)「わらかしてる?大さじ一杯くらいいれて!」
私)「すりきれ?ちょっとこんもりするくらい?」
こんなやりとりばかりでした。
◆ ◆ ◆
大学の途中、留学することになった私が一番困ったのが、料理!
そもそも作ることに興味がないから、何をつくっていいかすらわからない日々。
送られてくる「うどん」でやり過ごしたり、スーパーで食パンを買ってひたすら「グリルチーズサンド(味付けはチーズとバターのみ)」作ったり、調理してる感ゼロの生活。
さすがに数カ月たったころ、外でテイクアウトしすぎたのかお金が…!!と思って、やっと料理する気になったのでした。
で、作ったのが炒飯♬
好きな野菜入れて、塩コショウと中華調味料で炒めたらできる、超簡単な料理。
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そんな私が料理に目覚めたのは、今の夫と同棲するようになった27歳のころ。
やっとです。
煮たり、蒸したり、オーブンを使ってみたり。料理らしい料理をするようになりました◎
慣れるまでどれくらいかかっただろう・・・もう毎日必死でCOOKPAD見てました!
色んな試行錯誤があり、今では気づけば料理が大好きになっている♬(自分でも驚きです…)
どうしてだろう???
と考えてみると、きっと夫婦そろって「食べることが大好き、くいしん坊さんだから」!
夫は食べる専門だったのに、2年くらい前?から毎週末「夫飯」をふるまってくれるようになりました。
私はというと、冷蔵庫にあるものでパパっと作るので、○○レシピより調味料にこだわっています。
一時期はスパイスにハマっていましたが、最近は「麹料理」に頼ることが多いかな。
忙しい日に麹があれば、超安心!
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料理とは別に、1年前からはパン作りにハマっています。
1年経った今、やっと感覚がつかめてきた◎
これくらいの感覚だと仕上がりがいい、この膨らみだと焼いたときにうまくいかない、など。だいぶ少し前を想像しながら作れるようになりました!(やっとね、やっと)
すこし上手くなると、また新たなチャレンジをしたくなるし、もっといいもの作りたいな~と欲も出る。
試行錯誤のループがうまく回りだすと、こんな風に自己成長するんだなとパン作りを通して思いました✨
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過去に苦手だと思っていたことも、環境が変われば捉え方が変わる。
あんなに面倒くさいと感じていたことも、年を重ねれば面白味に変わる。
あんなにできないと思い込んでいたことも、少しずつやり続けると必ず上達する。
年をとればとるほど、「変化を楽しむ」っていいな、と思います。